沿革
造船・車輌・建築・橋梁工業において、「施工法を根本的に革新させたものはスタッド溶接の開発である」と言われるほどに重要な役割を担う「スタッド溶接」は、古く大正8年の英国ポーツマスの造船所にて船の艤装用に使用された黄銅スタッドがそのはじまりでした。
我が国でも昭和初期に輸入した6mmφの黄銅スタッド溶植機が「サイクアーク溶接」あるいは「閃火溶接」という名称で軍艦の電機艤装用に使用されましたが、その方式は発砲の衝撃により脱落するものが続出するといったお粗末なものでした。
そのような中、大阪変圧器(株)(現・(株)ダイヘン)が昭和12年に初の国産第一号機を開発、以来海軍工廠をはじめ各造船所に次々と納入されましたが、その後も黄銅スタッドにかわり鉄スタッドが甲板艤装などにも使用され、その性能は大幅に改善されることとなりました
1937年 (昭和12年) |
大阪変圧器(株)(現・(株)ダイヘン)が国内初のスタッド溶接機を開発 |
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1956年 (昭和31年) |
大阪変圧器(株)が英国クロンプトン・パーキンソン社とスタッド溶接法に関して技術提携 |
1974年 (昭和49年) |
スタッド溶接の専門会社としてダイヘンスタッド(株)が大阪変圧器(株)より分離・独立 |
1975年 (昭和50年) |
本社を大阪市淀川区西中島におく |
1994年 (平成6年) |
本社を大阪市北区南森町に移転 |
1996年 (平成8年) |
千葉県松戸市に松戸工場竣工 |
1997年 (平成9年) |
松戸工場JIS認定取得(頭付きスタッド) |
2002年 (平成14年) |
本社を大阪府摂津市に移転 |
2004年 (平成16年) |
ISO14001認証取得 |
2007年 (平成19年) |
本社を兵庫県神戸市東灘区に移転 |
2016年 (平成28年) |
ISO9001:2015 認証取得 |